連休中の一日、途中下車で立ち寄った焼き物の街・岐阜県多治見市にて、
ある蕎麦屋の店先に、一輪の蓮の花を見つけた。
絵に描いたような佇まいに、思わず写真を撮った。
見事なファサードである。
蓮は、古くは大陸から渡来し、仏教とのかかわりが強く、
寺院の池や池沼などに栽培されている。
その一輪に見せられてお店に入り、蕎麦を食べた。
コシの強い手作りの蕎麦の食感は、抜群に美味い。
店先の蓮一輪と、どこかで調和しているようで、久しぶりに蕎麦を堪能した。
食欲や満足度と、店舗デザインとの関係は、
すこぶる大事だということを改めて実感。
最近よく見かけるような、壁に値札を張りつめる屋台風の店もいいが、
やはり、食とデザインを結びつけるデザイナーの一工夫が欲しいと思った。
注)ファサード【フランス語】 = 建物の正面。
(K.K.)
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