一度だけアモイの展示会で仕事をしたボランティアの学生から
メールが来た。
「ご無沙汰しております。お元気ですか。僕のこと覚えていますか。
最近中日両国は領土問題の原因で、中国でデモがどこでも発生
しているようです。新聞によりますと、東莞である日本人は買い物に
行くとき中国人に後ろからやられたということがありました。皆さんは
大丈夫かな、ちょっと心配しています。気をつけてください。
申し訳ございません、すべての中国人を代表することはできない
ですけど、あんな事件が起こった とはとても残念と思います。
政府は政府、民間は民間、中日国民の皆様が世世代代友好を強く
見てほしいですが。」(抜粋)
同僚を始め、私も何人もの友人から思いやりに溢れたメールや
励ましを貰っている。ところがお互いの国で報道されるのはデモや
上陸や破壊行為ばかりで民間の小さな友情の一言などひとつも
紹介されない。もしかしたら、こういったメールや邦人に対する励ましの
言葉はデモの人数よりも多いかもしれない。
デモに参加している人たちの多くは労働者層、海外へ出て見識を
深める機会には恵まれていない。対して騒動を起こした国会の人たちは
社会的にも経済的にも恵まれていて海外で世界公民としての見識を
高めるチャンスはいくらでもあったはずだ。
海外の人といくつもの友情を結んでいる指導者ならば決して今回の
ような独断の行動を行えるはずがない。
彼が謝るよりも私の方から申し訳ないと言いたいくらいである。すべての
日本人を代表することは出来ないけれど。。。
N.Koyanagi
(写真は暴動を避けるために国旗を掲示するファミマ店舗)
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