『視覚デザイン』
南雲治嘉 著
発行:ワークスコーポレーション (定価:1,800円 +税)
『100の悩みに100のデザイン』(光文社)等の著者の最新作。
どんなものにも必要で不可欠な基礎を「絶対基礎」という。
この絶対基礎が不足している人は、必ずスランプに陥る。
それどころか、デザイナーの成長が止まってしまうことがある。
視覚デザインは、絶対基礎として、必ず習得しなければならない。
視覚における法則のようなものだ。
自分のデザインワークを確かなものにするだけでなく、
もし、デザインという仕事に悩みや不安を感じたとき、
本書は頼りがいのある内容になっているとは、著者のプロローグの弁。
例えば、デザイン基礎技法では、構成手法として、ポイント(要)、
バランス(釣り合い)、リザナンス(共振)、ディスコード(破調)、
ムーブメント(動き)、デフォルメ(変形)、インパクト(迫力)、
アクセント(強調)、シンメトリー(対象)、黄金比、アングル(角度)、
コントラスト(対比)と、実にきめ細かく、イラスト入りで、
実にわかりやすく解いている。
デザイナーの方には特に、オススメの一冊。
(K.K.)
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