転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第8回目は、職務経歴書と共に重要な作品集について、
「作品は命」です。
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数ある職種の中でも、面接時に自分の作品を見せるのは、
おそらくデザイン関係だけだろうから、いい作品集で自分を売り込むのも重要だ。
しかし、職場によっては、秘密漏洩防止のため、作品等すべて持ち出し禁止で、
個人の作品集が作れないことも多い。
作品はデザイナーの命ともいうべきもの。それがないと実力が分からない。
それではと、学生時代の作品を提出しようと思っても、
昔の作品では、採用側も実力を判断できないから、用をなさない。
そこで、部分的にでも、日頃のアイデアスケッチ等をこまめに整理し、
必要な時にそれを編集することを勧めたい。
例えば、ある自動車デザイナーの作品集を見せてもらったら、
今売り出されている車(一般向けカタログ)の、タイヤならタイヤの
部分的なアイデアスケッチが貼り込まれていた。
そこには「経験3年生の実力です」と、単純明解に記されていて
いたく感心したことがある。
採用側は今の実力を知りたいから、それに応える作品集を持参するしかない。
良い作品集をデザイン、編集するのもデザイナーの仕事と考えて、
日頃からアイデアスケッチ等を集めておきたい。
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