転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第9回目は、「職務経歴書と取扱説明書」です。
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デザインの世界は意外と広い。
プロダクトデザインと一口に言っても、製品デザインからソフト関係、
場合によっては、製品の取扱説明書までデザインすることがある。
中でも、取扱説明書をデザインする部門は、縁の下の力持ち的な役割で、
あまり知られていないが、非常に大切な仕事である。
先日も、ちょっとした洗面台の目地止め、接着剤の一種を買ったが、
その説明書が、非常に分かりやすく、丁寧に、読み易く書かれていて感心した。
キャップが二つ付いているので、一つは先端を切って使用しても、
もう一つを次回使えるように考慮され、よく説明されていた。
特に、値段が安いものにも、きとんとこのような配慮があると、
この会社の信頼度が急に増す。
これも、取扱説明書をデザインするデザイナーの力量が大きいだろう。
同様に、職務経歴書も、分かりやすく、丁寧に、読み易くなければ、誰も見てくれない。
取扱説明書は製品の力量を、職務経歴書はデザイナーの力量を、
それぞれ、十分に伝えるものでないといけない。
その点では、時には取扱説明書の分野を覗いて、参考にするのもいいだろう。
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