転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第12回目は、「意思表示をする」です。
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先日、久しぶりに自分の部屋を掃除して分かったことがある。
読んでいない印刷物が多いことと、パソコン、デジカメ、携帯電話等の
アクセサリーが増えていることである。
それらをどう片付けるか迷いながら、持ち過ぎていることだけは分かった。
すべて捨てればいいのに、それも出来ない。
しかし、思い切って、今、自分に必要なものだけに絞って整理してみると、
意外に片付いた。
そのことを、先日、相談に訪れた転職希望者に話した。
そこで、職務経歴書だ。
派遣や契約社員として働いていると、意外にまとまった仕事はしていないし、
プロジェクトをまかされることもなく、職務経歴書に書きづらい。
そこで、ついつい全部並べてしまうと、見る側には何がなんだか分からない。
そこで、将来自分が進みたい分野に絞り込んで、
それに関する経歴だけを優先的に記すことを勧めた。
経歴を全て網羅するよりは、「この道に進みたい」という意思表示になる。
職歴が10年あれば、「まとめる」という感覚や、「自分史を作る」ことも可能だが、
派遣や契約という断続的な職歴では、それも難しい。
そこで、「自分の進みたい職歴の道順を明記する」という視点に絞って
意思表示するのがベターだろう。
無理にまとめるより、隙間があっても、あなたの意思表示が明確に出ていると、
好感を持たれること間違いない。
(K.K.)