(15)お中元戦略

転職活動の重要なツールの一つである「職務経歴書」。
その書き方のポイントを、毎回コンパクトにお届けしていきます。
第15回目は、「お中元戦略」です。
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最近のデパートのお中元戦略は「飲み、食い、ソロバン」のようで、
どうも好きになれない。
「飲み」は、たとえばビールやワイン。
量があるから贈答品としてはいいが、重い。
「食い」は、たとえば日常的に使う調味料。
実用的で使いやすいから歓迎。
「ソロバン」については、デパートの売上目標が見え隠れしていて、
なんとも興ざめ。
利益率アップを目指しているから、つい高級品嗜好になったり、
包装が過剰になる点もいただけない。
ここで本題である。
職務経歴書の書き方も、時には、このデパートのお中元戦略に
習うこともいいのでないかと思う。
まず、「飲み」の部。
作品集は、ファイルは立派で重くする。
ある米国留学経験者などは、立体になるようなしかけのファイルで
プレゼンしたことがある。
彼の場合は、少しハッタリ見えすぎてNGだったが、インパクトはあった。
次に、「食い」の部。
日常生活に関連するものがファイルされていると、
見てもらえる率が高い。
専門機器のデザインだけをこれでもかと並べても、
生活からかけ離れていると見てくれない。
最後に「ソロバン」。
売上や利益に関したデータを付加することでいいこともある。
特に流通などを経験した人は、この新製品で利益率がアップした、
といったデータ類を付けると、抜群に企画能力が評価されることがある。
こう考えると、自分ひとりのアイデアに行き詰ったら、
世の中には、いろいろと考えるヒントが沢山あることが分かる。
(K.K.)
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